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像高 105cm |
大滝山観音堂(おおたきさんかんのんどう) |
大滝山観音堂は、滝川上流の「伯州瀧山寺」というかなり繁栄した寺院があったとされる地に位置していると考えられている。大滝山奥の院坊「大滝山千手寺」と称していたが、大正11年より「大滝山観音堂」とされた。久米郡観音霊場12番札所の本尊として信仰が篤い十一面千手観音立像である。寄木造り、玉眼嵌入。正面天冠台下に結い上げる毛筋はうねり、裳裾の端部にも強く翻りをみせるなど、全体として写実を旨とした作風から、鎌倉時代に遡る可能性があるとされる。 |