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（ 縦19.0㎝ 横17.3㎝） |
| 平安京右京六条三坊出土木製品の維持・保存修復 |
| 平成13年に、平安時代初期に遡る川跡から出土した、朱の付着した木印、籠、紐、漆塗手箱、蓋、椀等。 これらと共に多量の牛・馬等の獣骨、人形などの形代、陽物、桃の種などが出土していることから、祭祀に用いられたものと考えられる。事実、大同２年（808）斎部広成が著した「古語拾遺」の中の凶作時に行われた豊穣祈願の祭祀内容とほぼ一致しており、平安時代初期の祭祀を知る上で重要な資料として学術的価値が高い。 劣化が著しい木印、籠、漆塗手箱の糖アルコール含浸による保存処理を行う。 |