(像高112.5cm)

もくぞうぶっつうぜんじぞう
木造佛通禅師像

臨済宗佛通寺派大本山佛通寺は、応永4年(1397年)小早川春平が、大通禅師を招いて建立した。寺号は大通禅師の師・佛通禅師の諡号による。木造佛通禅師像は、木造大通禅師像と共に佛通寺の含暉院(がんきいん)開山堂に安置されている。玉眼入りで法衣を着け、両脚を前にたれ、台座に腰掛けている。
肖像彫刻として個性的な表現があり、面相の写実には優れたものがある。室町時代の京都の作である。
現在は各継ぎ目が緩み離れ、腐蝕した釘が木質を朽損させている。又、両腰に鼠害がある。

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