巻六 関東下知状 巻四 源頼朝下文
31.5cm×157.6cm 29.5cm×164.4cm
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)文書のうち巻子(かんす)19巻
賀茂別雷神社文書は、平安時代以降、皇城鎮護の神として尊崇されてきた上賀茂神社の歴史を反映した平安時代後期から室町時代中期までが中心の古文書と日記・記録類がまとまって現存する史料群である。 今年度修復対象は、「巻四、六、十二、十三、十五」で、「源頼朝下文」「関東下知状」「室町幕府奉行人書状」「山城国守護奉行人書状」「賀茂伝奏中山親綱教書」などいずれも歴史的にも非常に価値のある貴重な史料である。 平成27年に斎行される第42回式年遷宮の古文書修復事業として、虫損、折れ、糊離れ等経年による損傷が目立つ巻子装文書19巻を8ヵ年計画(本年度は7年目)で修復をすすめている。