阿難尊者像               迦葉尊者像
    像高 116.8cm         像高 115.2cm

木造阿難尊者像・迦葉尊者像

大年寺は、元禄10年(1697)に、仙台藩主伊達綱村によって創建された黄檗宗の寺である。釈迦三尊像は、創建時に黄檗宗関連の造像を手がけていた松雲元慶に依頼して制作された。松雲元慶は江戸本所にあった五百羅漢寺(現在は目黒)の五百羅漢像の作者として知られる、江戸時代の最重要仏師の一人である。仙台市内に伝わる仏教彫刻のうち、作者・制作年・制作背景までがすべて明らかとなっている貴重な作例といえる。
 阿難尊者像、迦葉(かしょう)尊者像は、東日本大震災により高さ約1mの須弥壇から転倒落下し、手や足が断裂し自立できないなど甚だしい損傷を受けた。修理は、一旦完全に解体して行う予定。

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