申神将像        未神将像        酉神将像
各 像高 約100cm

木造十二神将立像

  兵庫県養父市の浅間寺(せんげんじ)薬師堂(本堂)には、木造薬師如来坐像を中心にその眷属として木造十二神将立像12躯、木造日光月光菩薩立像2躯、計15躯の仏像が並んでいる。平安時代後期に制作された木造薬師如来坐像(兵庫県指定文化財)と木造日光月光菩薩立像は修理済だが、十二神将像のうち薬師如来と同時代に作られたと推定される7躯について、3カ年の計画で修復を実施 してきた。今年度は未神将像と申神将像および酉神将像の3躯を修復する。
 修復は、解体、組付、補足等によって実施。矧ぎ目は取り外して清掃し、風化している木質部は合成樹脂で材質強化を行い、小さな割損や欠失は漆木屑などで形状を整える。

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