(現在高43.5cm 推定高55cm 最大口径39.5cm)
羽沢遺跡出土 獣面把手付土器
羽沢(はねさわ)遺跡出土 獣面把手付土器(じゅうめんとってつきどき)は、縄文時代中期中葉(約4,500年前)に比定される縄文土器である。口縁に2個の大きな把手を持ち、一方は動物(獣)の顔、その対称位置に尾を表現しており、ムササビが飛翔する姿を連想させる。当該期の土器の装飾の中でも写実的で特異な意匠である。
修復には、現在石膏等で簡易的に復元されている部分を解体・洗浄後、セルロース樹脂で改めて接合する。欠損部分については合成樹脂で復元・彩色する。
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