(本紙 縦78cm 横40.6cm)
絹本著色真慧(
しんね)
上人像
室町時代中期に、本願寺蓮如に対抗して、北陸東海地方に独自の教化伝道活動を行った専修寺真慧の肖像で、像の向かって左側に「釈真慧六十六歳書之」との真慧自筆墨書があり、明応8年(1499年)に描かれた寿像とわかる。現存する唯一の真慧寿像。目の粗い絹を用い、簡略な描線ながら写実的な手法で描かれており、室町時代肖像画として美術的にも極めて優れている。
彩色の剥落、本紙の横折れ、欠失等があり、解装修復を行う。
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