(本紙 縦213cm 横84cm)

紙本墨画淡彩 乗福寺伽藍図

乗福寺は大内氏22代重弘によって建立された周防最初の禅寺で「国初禅林」の別名がある。後醍醐天皇の時に勅願寺となり、室町幕府からは一国一塔といわれる「利生塔」が建てられ寺格も十刹に列せられた名刹である。その創建当時の図絵が「乗福寺伽藍図(じょうふくじがらんず)」で、この伽藍図によって当時の禅寺の諸堂配置等が判明する。室町時代の作と考えられるが、作者は不明である。
紙表装で経年による破損が甚だしく、全面的な保存修理を行う。

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