帝釈天
(本紙 縦104.3cm 横41.7cm)
絹本著色十二天画像
十二天は、仏教で護世護法の神として崇められてきた。この画像は室町時代の作で、作者は不明であるが、12幅揃って伝存している。元文3年(1738年)に修理され、近年は土蔵に収納されてきたが、湿気で白黴と糊離れがひどくなった。
12幅を5年かけて修復(黴殺し、絵具の剥落止め、破損箇所の補修、表装替え、太巻芯、桐箱新調)する計画で、5年目の今年度は「地天」「帝釈天」「焔摩天」の3幅を修理し、12幅の修復を完了する。
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