(本紙 縦104.5cm 横56.9cm)


絹本著色 釈迦三尊十六善神像

山陰屈指の天台宗の古刹鰐淵寺(がくえんじ)が所蔵する釈迦三尊十六善神像(しゃかさんぞんじゅうろくぜんしんぞう)は、画面上方に六角台座に結跏趺坐する釈迦如来像を描き、左右に脇侍像と十六善神を描き、釈迦の前方に文殊菩薩、普賢菩薩、玄奘、深沙大将を描く。全体に金泥の盛り上げ彩色が目立ち、室町時代も早い時期の制作と考えられている。作者は不詳であるが、作風等は京都南禅寺の釈迦三尊十六善神像(重要文化財)などと概ね変わらない。
表装がはずれ、本紙全体に折れが著しいので、解体修復を行う。

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