パタン宮殿(ネパール)南タレジュ寺院 尖塔の修復

  世界文化遺産に指定されているカトマンズ渓谷のパタン宮殿は、マッラ王朝後期にあたる17〜18世紀頃に建てられたネパールの伝統的な建築様式を代表する建造群である。
 修復助成対象は、1666年に建立された主要な層塔の一つ。今でも宗教的な儀式に使用されている重要な施設で、カトマンズ渓谷の他の寺院と同じように、尖塔は伝統的な打ち出し技法による金装飾が施されている。
 特に1934年の大地震による被害が大きかったにもかかわらず、水漏れやそれによる構造的なダメージを長年放置してきたため、崩壊の危機に瀕しており、至急修復が必要な状態となっている。

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