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キオッソーネ東洋美術館(イタリア・ジェノバ)所蔵 |
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キオッソーネ東洋美術館は、明治時代にお雇い外国人であったキオッソーネが蒐集した日本美術コレクションを公開する美術館として積極的に活動している。 このコレクションの中から、本年度は歌川広重(1797〜1858)筆になる2点の修復を行う。 「樹下樵夫図」は 江戸・弘化〜嘉永(1844〜54)頃の広重らしい感傷性の濃い作品。糊の跡と思われる黒ずんだしみが目立つ。イタリアでの旧修復時にパネルに仕立てられていたものを、今回掛幅に戻す。 「江ノ島図」は広重の得意とした風景画で掛幅。上部にはがれや汚れあり修復が必要。 修復作業は、日本で行われる。 |