|
サンボー・プレイクック遺跡群(カンボジア)の保存修復 |
サンボー・プレイ・クックはカンボジア王国コンポン・トム州に位置する7世紀のチェンラ王朝の都城に比定されている遺跡群である。アンコール・ワットに代表されるアンコール遺跡群に先立ち造営されたこの地には、複数の大規模複合寺院の他、1辺2kmの矩形を呈する都城址も確認されており、ヒンドゥー・仏教寺院であったと推測される考古学サイトは約120を数える。本事業ではこれらの煉瓦造寺院遺構、並びにその室内に安置された石製台座の保存修復に加え、将来的展望に立った遺跡群全域の史的痕跡の目録化及び保全作業を進める。 |