狩野洞春秀信筆 絹本墨画淡彩             
 「蘭亭曲水図」

(縦122.17cm 横51.2cm)

望月玉泉筆 絹本著色             
 「蘆鯉図」

(縦139.93cm 横69.97cm)

 リンデン州立博物館(ドイツ)・ベルツコレクションの日本画の保存・修復

 ベルツコレクションの日本画については、これまで6年度に亘り27点を修復してきたが、今年度は狩野洞春秀信筆「蘭亭曲水図」と望月玉泉筆「蘆鯉図」を修復する。

 「蘭亭曲水図」は353年中国浙江省の蘭亭で催された詩会に題材をとった絵画。秀信は駿河台狩野家最後の絵師で幕末から明治にかけて活躍した。

 望月玉泉は望月玉蟾(ぎょくせん)を祖とする望月派の4代目であり、川合玉堂の師としても有名である。


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