(総長 190.8p)

革包大太刀拵 (かわづつみおおたちこしらえ)

 日本刀は日本文化の中で特殊な位置づけがなされ、長く大切に保存され多くの名品が遺されているが、その外装(拵)は時代の推移・流行ととも
に常に新しく取り替えられ、中世の作品は殆ど現存しないのが実状である。
 大山祇社に現存する2m近いこの大太刀の外装は、欠損部分はあるものの、室町時代の制作当時のままの状態で遺されており、きわめて貴重である。
 鞘の着せ革の破損や足金物など欠損部を補修する。

Copyright (C) The Sumitomo Foundation. All Rights Reserved.

前ページに戻る