御検地帳　

美濃版(縦27.2㎝　横21.5㎝　厚1㎝　)

安芸国佐西郡婦し谷上村御検地帳

本検地帳は、慶長５年芸備両国に封ぜられた福島正則が、慶長６年（1601年）10月佐西郡婦し谷上村で実施した検地の結果を記載した検地帳であり、村方で保存してきた400年前の歴史資料である。１筆ごとに収穫高、耕作者（名請人）等が明記され、当時の村落構成を具体的に分析することができるとともに、近世当初の村切の基本台帳といえるものである。奥付には、検地奉行坂井信濃の署名・印形がみえ奥付紙及び表紙には割印が付されている。全葉にわたり、虫害による穴やシミが発生しているので、虫損箇所の補充、シミ抜取り等を行い修復する。