|
像高 98.0cm |
木造毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう) |
六道珍皇寺の開基は、奈良の大安寺の住持で弘法大師の師にあたる慶俊僧都(きょうしゅんそうず)
で、平安前期の延暦年間(782〜806)の開創といわれている。当時は真言宗で、平安・鎌倉期には東寺を本寺として多くの寺領と伽藍を有していたが、中世の兵乱によって荒廃。南北朝期の貞治3年(1364)建仁寺の住持であった聞渓良聡(もんけいりょうそう)により再興・改宗され、臨済宗建仁寺派となった。 |